大学進学率
日本の大学進学について話す際、恐らく一番身近に感じられるのが大学進学率のお話です。
では、日本国内の大学進学率の数値はどのくらいだと思いますか?
文部科学省が公表した「平成30年度学校基本調査(速報値)」によると、日本国内における現役生徒の大学・短大への進学率は54.8%です。10人に4.5人は大学に進学していないということになります。
この数値は、恐らく思っていたよりも低かったのではないでしょうか。
今度は都道府県別に考えてみます。
旺文社が発表した「2018年度 都道府県別大学・短大進学状況 全国共通データ」によると、1位京都府、2位東京都、3位神奈川県となっていますが、1位の京都府でも進学率は65.9%です。また、最下位の沖縄県は39.7%と、1位と最下位の間に26.2%もの差があります。
おそらく、経済的な事情や教育水準の高い大学が都市部に集まっていることなどの様々な要因が重なり、地域的格差が生まれてしまったのだと思われます。
では、海外の大学と日本の大学には具体的にどのような違いがあるのでしょうか。